神戸青年

 神戸青年 2005.5・6月号 目次

  1. 〜2004年度国際協力募金感謝〜
  2. 2005年 定期総会 公示
  3. 省 察
  4. 夏期プログラム特集!!
  5. 感 謝
  6. ソナタ 奏鳴曲 No.17「60年目の5月8日」
  7. 神戸学園都市ワイズメンズクラブ
  8. スリランカ津波被災地支援ワークキャンプ
  9. PHOTO TOPICS
  10. 第22回タイワークキャンプ
  11. 平和を創るキャンペーン
  12. 生涯現役95才YMCA名講師
  13. 個人消息

1. 〜2004年度国際協力募金感謝〜

見つめています ひとつひとつのいのち

2004年度神戸YMCA国際協力募金が2月末をもって終了、580万円以上もの浄財をお寄せいただきました。ご協力をいただいた皆さまに、心より感謝申しあげます。 YMCAの国際協力活動では、平和と人権の視点をもち、次の3つの使命を基本にすえて取り組んできました。

  1. 開発と教育のために
    現地で働くYMCAが、その地域の開発の課題と教育課題をつかみ実践していくことを支えます。
  2. 交流と協力のために
    国や文化、習慣、宗教を超えて出会い、共に働く機会を支えています。
  3. リーダーシップ養成
    世界と自分の足元を見つめ、地域に貢献する指導者を育てています。
日本から来たリーダーがレクリエーション指導
子どもの笑顔は、大人をも励まします。
(スリランカ東沿岸部での津波被災地支援ワークキャンプ)
街頭募金は各地でたびたび行われました。
写真は三宮界隈、初の夜間街頭募金にチャレンジしたときの様子

 2004年を象徴する言葉は「災」でした。国内、国外を問わず多くの災害が襲い、各地で緊急支援の働きが求められました。神戸YMCAでも国際協力募金に緊急災害支援募金の枠をもうけ、フィリピン水害、スマトラ沖大地震津波の他、福井水害や台風 号、新潟県中越地震など、国内の災害にも皆様の募金を活かして対応しました。
  募金には、神戸YMCAの活動に参加するすべての子どもから大人の方まで、幅広い呼びかけにお応えいただき、ご協力をいただきました。
また、街頭募金を三宮、西宮、三田など各地で会員の皆様のご協力を得て展開し、募金運動を通じた「心」の共有をはかることができました。感謝を申しあげます。

 2004年度は阪神・淡路大震災から10年、その経験を振り返る中でも、支援を必要とするには世界、また他地域とのつながりが必要と改めて思い起こす機会が多くありました。2005年度今度は私たちが「忘れない」ことを心に刻みたいと存じます。
 
  なお、2004年度募金使途の詳細なご報告は、次号に掲載いたします。


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2. 2005年 定期総会 公示

2005年5月1日

総会構成員各位

財団法人神戸キリスト教青年会
理事長 武田寿子 

2005年 定期総会 公示

本会会則(寄付行為細則)第22条により、下記の通り総会を開催 します。

日時:2005年5月27日(金)18:00〜
場所:神戸YMCAチャペル
議事:

  1. 2004年度事業報告及び収支決算報告の件
  2. 2005年度事業計画及び収支予算承認の件
  3. 運営機構改定の件
  4. 役員選任の件

報告・表彰

  1. ボランティア奨励賞
  2. ユースボランティア紹介

尚、総会構成員以外の会員の方にも、YMCAの現状をご理解頂く機会として、ご列席頂ければ幸いです。

以上


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3. 省察

本当に毎日目や耳を疑いたくなるような事件が続いている。また、戦争や紛争は世界のあちこちで絶える事が無い。食糧問題も、残渣(ざんさ)の処理に税金と燃料をたくさん使う国があれば、片や飢餓で苦しむ人たちがいる。このような世界で子供たちは健全に成長することができるのか◆YMCAの使命は青少年の健全な育成を助けることではないか。ならば今程YMCAの働きの大切な時もないだろう。YMCAの活動といえば、幼児教育、キャンプ、スポーツ教室、予備校など色々あるが、企業でもやりだした事業をYMCAが続けていく事にはそこに何らかの理由があるはずだ◆YMCAにしかできない事は?活動を通じて何を体験させ何を大切な事として伝えていくのか。子供に接しているリーダーにはどのような訓練が必要か。彼らもリーダーという経験を通してYMCAの使命の基を学んでいるはずである◆大人の為のウエルネスセンターでも同じ事が言える。最新鋭の器械や設備、利用料金等で競い合う企業の経営するスポーツクラブと我がYMCAはどのような点で違うのか。YMCAに汗を流しに来る人に提供できるものは何か◆YMCAは伝道や布教の場ではないが、ここで働くキリスト者が畏れと感謝とをもって人に仕えている姿は利用者に大切なものを伝えることであろう。キリストの香の漂うところでありますように。(兼田 幸子)


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4. 夏期プログラム特集!!


神戸YMCAでは、今夏もさまざまな世代を対象に、多彩なプログラムを展開いたします。それは、大事な夏休みという機会に、一人ひとりの「生き方」によい影響を与えるような出会いや学び、経験の場を得ていただきたいと願っているから。

みんなの「いのち」が光り輝くために、ココロとカラダ、アタマにたっぷりの栄養を!
神戸YMCA夏期プログラムへのご参加をお待ちしています。

 

キャンプ!キャンプ!

今、子どもだけの世界が失われつつあるのでは、とYMCAは感じています。子どもだけの世界には、自らを成長させるビタミンやエネルギーがあふれています。心と体の安全を守り、共に成長する存在=訓練されたユースボランティアリーダーがキャンプ生活を共にします。人に頼らず自らを恃む(たのむ)子に、自ら自分の人生を生きていると実感する体験を、リーダーと共に重ねていければと願っています。さあ、キャンプに行こう!

問合先:神戸YMCA各ブランチ・センター  4面欄外をご参照ください。

水泳・体操・バスケット・サッカー等の講習会

体育館、プール、グランド狭しとカラダを動かすことは、子どもたちにとって、生きる喜びの表現です。仲間との出会い、リーダーや自分自身の身体や心にも出会って、1人ひとりがもっている成長する力を応援し、支えます。スポーツが苦手な子も、この夏にチャレンジしてみよう。

問合先:神戸YMCA各ブランチ・センター  4面欄外をご参照ください。

夏の英会話集中コース

英会話に通ってはいるけれど、英語が上達したかわからない方。英会話上達のコツは毎日継続して学ぶこと、少しずつでも集中して学ぶことです。毎日2時間、10日間のYMCA短期集中コースで、この夏徹底して英語力を鍛えてみませんか。YMCAの英会話講師となら、楽しみながら学ぶことが可能です。

問合先:
ランゲージセンター(三宮) TEL:078-241-7204
生涯教育センター(学園都市) TEL:078-793-7402

予備校の夏期講習

ガンバる気持ちはあるけれど、勉強方法がわからない。それなら、きめ細かな指導とわかりやすさで評判の「YMCAの夏期講習」を受けてみませんか?受験生にとって夏休みは正念場です。マイペースも悪くはないけれど、受験に間に合うかどうかが問題です。YMCAの夏期講習ならすべておまかせ。この夏、まわりのみんなに差をつけよう。

問合先:三宮校 TEL:078-241-7206  学園校 TEL:078-793-7402

国際交流プログラム

北米を中心に中学生、高校生、青年が交流や学びを目的に来日、神戸を訪れます。彼らをホストファミリーとして受入れ、神戸にいながらにして国際体験・異文化体験をしてみませんか。
また小学生から高校生まで対象の海外ツアーも計画しています。現地YMCAが受入先ですので、安心してご参加いただけます。

問合先:国際・奉仕センター(三宮) TEL:078-241-7201

日本語会話 夏期集中コース

日本語を集中的に学習したい外国の方のために4週間の日本語夏期集中コースを行います。日本語の授業の他、オプションで日本文化ワークショップやフィールドトリップにも参加することも出来、異文化理解、国際理解教育の一つして取り組んでいます。

問合先:日本語学科(三宮) TEL:078-241-7204


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5. 感   謝

ご寄付 山崎往夫牧師シンプソンUMC宣教協力会、下ア佐保里、三宅洋三(以上、敬称略)


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6. ソナタ 奏鳴曲 No.17 「60年目の5月8日」 総主事 水野雄二

総主事 水野雄二

 5月8日は神戸YMCAの創立記念日で、今年は119回目の記念日となります。そして同時に、5月8日はドイツが降伏文書に調印し、第二次世界大戦が終結して60年になる記念日でもあります。日本にとって「戦後60年」と言われるこの年は同じ敗戦国ドイツにとっても節目の年になりました。
  今から20年前の同じ日、時の西ドイツ・ヴァイツゼッカー大統領は「荒れ野の40年」と題した有名な演説を行いました。「5月8日とは、何よりもまず人々が嘗めた辛酸を心に刻む日であります。」と始まるその演説に、彼は「心に刻む」という言葉を幾度となく使っています。「刻む」という言葉に痛みを伴う強い決意を込めているのです。そして、「過去に目を閉ざす者は結局、現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。」という有名な言葉を残しています。
  翻って、我が日本はどのようにあの戦争を心に刻んできたでしょうか。日の丸・君が代の法制化、有事立法、教科書問題・・・今、知らず知らず戦争に向かっているのではないかと思われる政治状況の中で、憲法9条改定も具体案が出されるに至っています。このような中で、平和を希求するYMCAとして、平和を創り出すために何ができるでしょうか。
  今年1月、ドイツ戦争犯罪の象徴であるアウシュビッツ解放60年に際して、ドイツのシュレーダー首相の演説にも「ドイツ国民はドイツの過去を心に刻む特別の責任を負っている。」と、また「心に刻む」を語っています。韓国や中国で強く抗議され、反省を求められる日本人の歴史認識の希薄さは、きっと日本人が「心に刻む」習慣を持たないから。そして、痛みを覚えながら心に刻み込んでいくことをしないできたからではないでしょうか。日本YMCA基本原則に「アジア・太平洋地域の人びとへの歴史的責任を認識しつつ」と謳う私たちは、60年目の5月8日、ヴァイツゼッカー大統領の「心に刻む」言葉をしみじみと味わいたいものです。


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7. ワイズメンズクラブ六甲部通信

(ワイズメンズクラブ国際協会西日本区六甲部)

[神戸学園都市ワイズメンズクラブ]

佐伯一丸会長 会員数23名 連絡先=西神戸YMCA学園都市 電話: 078 793 7402

  ワイズメンズクラブという名前を初めて聞くと、「賢い人の集まり?」と誤解してしまいますが、実はY、S MEN、S CLUBという名称の国際奉仕組織のことなのです。ワイズの Yは正式にはYMCAのYですが、メンバーの自己願望としては「いつまでもyoungでありたい」Yであったり、「もっと賢くなりたい」ワイズであることも、かなり当っています。
  YMCAは1844年にGeorge Williamsを中心とする 名の青年によってイギリスのロンドンで創立されましたが、ワイズメンズクラブ国際協会は1922年にPaul William Alexanderによって、YMCAが行う地域の青少年の健全な育成のプログラムを支援するために米国オハイオ州で誕生しました。ワイズメンズクラブ国際協会の憲法第2にはその綱領が次のように記載されています。「ワイズメンズクラブ国際協会は、イエスキリストの教えに基づき、相互理解と敬愛の思いに結ばれて、あらゆる信仰の人々が共に働く、世界的な友好団体であり、YMCAに対する忠誠心を共にしつつ、活発な奉仕活動を通じて、リーダーシップを開発、助長、供給して、全人類のためよりよき世界を築くべく尽力するものである。」
  ワイズメンズクラブに新しい人が入会するときには、入会に際しての宣誓を求められます

  1. 上記の綱領に記された高い理想を追い求める理想主義者であろうとすること。
  2. YMCAに尽くそうとすること。
  3. 国際的な広い見識を持とうとすること。
  4. 権利の前に義務があることを理解すること。
  5. 誠心誠意に働く者であろうとすること。
  理想と現実の間のギャップは大きいのですが、少しでも理想に近付こうと努力することで自分もさらに成長し、それがYMCAに集う若い人たちにも良い影響を与えられればと色々な活動を企画し、実行しています。
神戸学園都市ワイズメンズクラブは1994年に認証され、主として西神戸YMCAに密着して活動を続けて 年目になります。人の動きも激しく、設立当初からのメンバーで残っているのは半数ほどで、最近は若いメンバーが会長や重要な役職を務めるようになっています。それだけに、自分の持っている日常の仕事と奉仕活動との負荷の調整で苦しむことが多いのですが、「仲間の協調と助け合い」で持たせているのが、わがクラブの特徴です。
  定例会合は毎月第1木曜日の事務例会と毎月第3木曜日の第1例会で、いずれも西神戸YMCA内で 時〜 時に行っています。事務例会は主として各種行事の準備打ち合わせなどであり、第1例会はゲストスピーカーを招待しての楽しい勉強会などがメインとなります。定例会合日以外においてYMCAの諸行事への協賛・協力などの諸活動を展開しています。
  写真は昨年1月に台湾高雄市の高雄ポートワイズメンズクラブとの兄弟クラブ締結を行い、台湾からのメンバーを神戸に招待したときのものです。

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8. ●スリランカ津波被災地支援ワークキャンプ●


 日本YMCA同盟主催の「スリランカ津波被災地支援ワークキャンプ」に、神戸YMCA国際・奉仕センターの遠藤浩チーフディレクターが引率の任を受け参加しました。
以下にその報告を掲載します。<詳報は日本YMCA同盟ホームページに掲載されています>

  • ワークキャンプの目的と内容
    1. 現地YMCAや被災者キャンプ、学校などでレクリエーション・プログラムを展開、子どもたちとの交流を通してメンタルな側面での支援を行う。
    2. 現地YMCAの被災者支援活動への励ましになることを期して、双方のユースが協力し共に子どもたちへのプログラム提供を行い、ボランティア間の交流をはかる。

  • ワークキャンプ日程
    3月16日、日本YMCA同盟にて事前研修。3月17日〜26日、ワークキャンプ。

  • ワークキャンプ受け入れ
    スリランカYMCA同盟、ワラチェナイYMCA(スリランカ東沿岸部)

  • ワーク地(レクリエーション活動提供)
    ワラチェナイYMCA、チェイン・ブリッジ被災者キャンプ、 パティヤディチェナイ被災者キャンプ、マンカニースクール、カルマドゥ被災者キャンプ、カルクダ被災者キャンプ

  • ワークキャンプまとめと評価
      現地は津波被災後の緊急救援の段階が終わり、@住居・生業の復興、Aメンタル面でのサポート、Bそれらを含んだコミュニティーの力づけなど中長期の課題へ、支援のポイントは移ってきています。中長期的課題への移行期は、緊急救援を終えた世界の大きなNGOが被災地を離れていく時期、報道の激減期とも重なるため、被災地には「忘れ去られる不安」に直面する「2度目の被災」とも言える精神状況があらわれてくるように思います。
      そのような時期に海外のグループが被災地に入り、子どもたちとレクリエーションを通して交流することは、子どもたちのみならず、その両親や家族にも明るい話題を提供し、閉塞感のある被災者キャンプに僅かながらも風を呼び込む働きとなったのではないか、と感じました。実際、被災者キャンプでのレクリエーション活動を行うにあたりいささか不安を抱いて出かけましたが、子どもたちの反応は予想以上でしたし、それを楽しげに見守る家族の姿も忘れられません。
      私たちは被災者がその経験を精神的に越えていくとき必要な「3つのT=Talk, Tear, Time」を学び、胸に刻んで出かけましたが、実際のワークキャンプからは、それらに加え「Smile, Laugh」の力を感じさせられる経験を得、またいろいろな形で「表出する」ことの必要性を改めて感じました。被災地の子どもたちの瞳は、私たちの予測をはるかに超えて輝き、そしてみんなよく笑い、歌い、踊り、遊びました。悲しみや苦しみを乗り越えるとき「泣く」ことは必要、悲しみを共有する人が必要、ただ「悲」を「悲」としてだけ取り扱うのでなく、喜怒哀楽すべての感情表出とその共有が相まって「悲」を乗り越えていく力になる。そんなことも強く印象づけられて帰って来ました。
      お世話くださった日本YMCA同盟、スリランカYMCA同盟の皆様、参加者を送り出してくださった盛岡・京都・熊本YMCAの皆様、また支援物資を送ってくださるなどご協力賜った全国YMCAとスマトラ沖大地震・津波支援募金にご協力いただいたすべての皆様に、この場を借りてお礼申しあげます。
      ワラチェナイYMCAは、ワラチェナイでももっとも貧しい地区のど真ん中にありました。周辺地区の子どもたちにプログラムを提供しながら収入はほとんどなく、職員もいません。しかしながら、ボランティアの皆さんが熱意をもって身体をはってプログラムを遂行しているその姿に、はからずもYMCA運動の原点を見させていただき、かえって励ましをいただいたような気がしました。ワラチェナイにおける私たちの生活やプログラムも、その方々がお世話くださったことによって成立しました。ワラチェナイYMCAの皆様への深甚なる感謝をもって、報告を終えたいと思います。(遠藤浩)

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9.PHOTO TOPICS

〜 東部地域の元気な活動をご紹介します 〜

サッカー交歓会「よーし、今から試合だ!」 西宮カーニバル
「今日は保育室も食事コーナーに」
サポート事業10周年
「記念講演会に多くの方がご参加」

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10. 第22回タイワークキャンプ (国際協力募金プロジェクト)

〜わたしたちに出来ること〜 出会いからの一歩

参加者の周りは、
いつもこどもたちでいっぱい

 3月14日〜26日、第22回タイワークキャンプが行われました。行程はチェンマイ〜バンナトゥーム村〜バンコクで、現地では35℃を超える猛暑の中、日本10名、シアトル17名、タイ14名、ラオス4名という4カ国の若者達が、バンナトゥーム村の小学校図書館建設のワークをメインに様々なフィールドスタディに参加しました。
  村の小学校に到着したときには、村民挙げての大歓迎を受け、また、ホストファミリー、村民、学校の関係者、現地チェンマイ・サオヒンYMCAのスタッフの素晴らしいもてなしと配慮には、ただただ感激の連続でした。
  ワークの内容は、屋根まで完成している図書館建設の最終工程。コンクリート造りと壁板施工が主な内容でした。ワークをしながらも、夏休み中の子どもたちが周りにあふれ、笑顔の絶えない現場でした。今年から全日程参加のシアトルメンバーもパワフルでしたし、タイのメンバーのホストぶりも目を
見張るものがありました。

図書館の建設をお手伝いしました

  ワークの合間に様々な交流、運動会などがありましたが、特に印象的だったのは村で貧しいといわれる家を訪問した時のこと。粗末な小屋にベッドとハンモックが一つずつ、扇風機も回らない家に家族が暮らしており、それを見たタイのメンバーがショックを受け、涙を流していました。都市に住むいわばエリートの彼らは、自国の農村の現状を目の当たりにするのは初めてだったのでしょう。それは私たち日本人にとっても、日本の様々な問題を直視していないことと同じだろう、と語り合いました。

  涙、涙の別れの後、2日間の首都バンコクでの学びも興味深いものでした。エイズ孤児施設ハッピーホームでの子どもたちとの触れ合い、そしてスラムの現状視察。ベニヤとトタンで作られた迷路のようなスラムの中を歩きましたが、あの悪臭と日当たりの悪さ、そして沢山いた犬たちがみんな皮膚病だったのが目に焼き付いています。急速な経済発展のタイの陰の部分を見ることができ、ショックを受けました。
  これから私たちに何ができるのか?誰と共に歩むのか?という問いを突きつけられた旅であったように思います。多くの方の支えを受け、大きな学びを得ました。ここに感謝を申し上げたいと思います。
(佐久間眞人)


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11. 平和を創るキャンペーン もうすぐはじまります!

戦後60年を迎える今年、「平和を創るもの」としてのYMCAの使命をあらためて考えます。
6月から11月にかけて、平和について多彩なプログラムを予定しています。どうぞご期待ください。

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12. 生涯現役95才YMCA名講師 土屋利雄先生の英語特別講座、再び!

Common Errors in English Writing

生涯現役95才YMCA名講師 土屋利雄先生の英語特別講座、再び!

日時:2005年6月4日・11日・18日・25日
時間:10:30〜12:00
費用:3500円 教材費:1890円
申込受付:神戸YMCAランゲージセンター(要予約) TEL:078-241-7204 FAX:078-241-3619


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13. ★★ 個人消息 ★★

■お誕生 おめでとうございます
齊藤靖さん(ウエルネスセンター学園都市)のご長女 ひかりちゃん 4/4

■ご逝去 謹んでお悔やみ申し上げます
小野勅紘さん(西宮ワイズメンズクラブ、第8回西日本区大会広報副委員長)のご尊父様 4/16
浮田春雄さん(余島センター・オリーブクラブ会員) 4/23


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