神戸青年

 神戸青年9月号 目次

  1. 〜第6回チャリティ−ランご案内〜
    心身に障がいがある子どもたちのために
  2. 子どもの心に寄り添う
  3. 日本YMCA同盟100周年記念
  4. 神戸YMCAニュース(神戸青年) 編集ボランティア募集
  5. 省察
  6. 国際ボランティアたちの夏
  7. 感謝
  8. 奏鳴曲 No.9 ソナタ 備えあっても憂いあり?!
  9. シリーズ 〜AOAプログラムと転倒予防〜 第5弾!
  10. Theねっとわーく4 高雄YMCA(台湾)
    大いなる人類の調和をもたらすために
  11. PHOTO TOPICS 2003年夏のアルバム
  12. キャラクターディベロプメント シリーズ4
  13. 感謝
  14. 個人消息

1. 〜第6回チャリティ−ランご案内〜 心身に障がいがある子どもたちのために

 今年で6回目となる「神戸YMCAチャリティーラン」が、11月3日(祝・月)、しあわせの村で、実行委員長の大野勉さん(神戸YMCA国際活動委員・ワイズメンズクラブ六甲部部長)をはじめとする、多くのボランティアの力を合わせて開催されます。

 この大会は皆さんご存知のチャック・ウィルソンさんが提唱し、自らも全国の大会委員長をされて、全国のYMCAで開催しています。「障がいのある子どもたちがYMCAサマーキャンプに参加することを支援する」目的で、しかもそれを「自らも楽しみつつする」ところに、この大会の新しさがあります。
 昨年度は、177チーム592名のランナーと250名余りのボランティアの方々の参加を得、同時に、多くの企業や団体の方々にも協賛や後援をいただき開催することができました。益金約158万円は、神戸YMCAが主催する「情緒障がい児のためのキャンプ」と「学習障がい児のためのキャンプ」、及び、全国のYMCAで行われているキャンプ・プログラム支援に役立てさせていただきました。
 今年度も「小学生駅伝」の部を設け、たくさんの子どもたちと共に「共に生きる社会」「心のふれあい」「ボランティアの心」の輪を広げていければと願っております。
皆さん、変わらぬご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

と き:2003年11月3日(月・祝)
ところ:しあわせの村ジョギングコース
受 付:午前9時開始
プログラム:A 小学生駅伝 4年・5年・6年の部
  それぞれ男子2名・女子2名 4名1組タイムレース
 B グループラン 人数自由 2.2km 宣言タイムレース
 C ペアーラン 2名1組 3.2km  宣言タイムレース
 D 駅伝(一般)4名1組 1名3.2km タイムレース
 E 駅伝(女子)4名1組 1名3.2km タイムレース
スタート:A 6年生10:00 5年生10:30 4年生11:00
    B・C=11:35 D・E=12:25
参加費:A=1チーム 4,000円(内2,000円補助あり)
     B・C=1チーム 5,000円 D・E=1チーム 10,000円
お問い合わせ・お申し込み: 神戸YMCA三宮 TEL078-241-7202または各YMCA


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2. 子どもの心に寄り添う

緊急セミナーが開催されました
 子どもたちを巻き込んだ事件が多発しています。それらを子ども全ての問題へと一概に拡大解釈する訳にはいきませんが、大人が気づく以上に子どもにとっての環境が変化してきていること、変化への反応を示す子ども達に大人が戸惑い、不安を覚えていることは確かのようです。
 こうした状況に対し、子どもたちのいのちが光り輝くことをめざす神戸YMCAは、そのために大人がそれぞれの立場で何を大切にすれば良いか、何ができるかを改めて考える場になるようにと、テーマ「子どもの心に寄り添う」を掲げて緊急セミナーを開催しました。8月9日、神戸YMCA三宮会館3階教室に 名を超える聴衆が集い、近江岸建助さん(西宮YMCA保育園園長)と井出浩さん(神戸市こども家庭センター精神科医)の講演に耳を傾け、また熱心に質疑を交わしました。
近江岸さんは、今の子どもにとって大切なことは自分独自の価値観を形成していくことで、そのために@選択肢がありA自由に選択できBその選択を認めてくれる大人がいて、C実際に行動に移せる環境がある、という4つの必要性を訴えました。私たち大人は自分の正しさをすぐ子どもに押しつけがちですが、子どもの選択を辛抱強く待つこと、子どもが自ら何かを選択した瞬間を見逃さずその選択を受容すること、それには子どもをいつも見守る手間をかけることが必要です、と語りました。
 井出さんは、社会に出て生きていくために親が子どもに伝えるものを「しつけ」とするならば、その基本は「みんなと一緒にここに居て良いのだ(ここに居たい)」と子ども自身が感じることだとします。しつけは多くの場合「罰」であり子どもにとってある種のダメージを与えるので、それをカバーする「受容」が一方で必要であること、それがあって初めて愛情や安心を子どもはキャッチできる。それがひいては社会と自分に対する信頼感「ここに居て良いのだ」を醸成する基盤になることを強調されました。
 父親の役割についての質問に対し、講師から父性(男性性)うんぬんより「協力」ということが述べられ、また父親、母親に限らず大人が社会で居場所を持ち、楽しく生きているか、と逆に問い返されて、一般論でない各自のあり方を振り返る良い機会となりました。

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3. 日本YMCA同盟100周年記念

記念国際シンポジウム
日時:10月22日(水)〜24日(金)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
対象:YMCAボランティアとスタッフ、
各YMCAにおいて国際問題に関心を持つユース、
アジア同盟はじめ各国YMCA代表
内容:基調講演「世界運動と日本への期待」、パネルディスカッション他
締切:9月19日(金)までにお申し込み下さい

記念講演会
日時:10月25日(土)午後1時〜
場所:東京国際フォーラム・ホールC(東京都千代田区)
講演者:緒方 貞子氏(第8代国連難民高等弁務官)
   「平和への道ー人間安全保障の視点からー」

記念式典
日時:10月25日(土)午後2時45分〜
場所:東京国際フォーラム・ホールC

詳しくは神戸YMCAまでお問い合わせ下さい 078-241-7201


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4. 神戸YMCAニュース(神戸青年) 編集ボランティア募集

〜あなたも神戸青年の紙面を作ってみませんか?〜
*ただ今、神戸青年の紙面作りのお手伝いをして下さる方を募集しています。(年7回発行)
紙面入力、校正、記事執筆、イラスト作成など
お待ちしています♪
 連絡先)神戸YMCA (078)241-7201 遠藤または大石まで


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5. 省察

 私は、三年前から、秋だけは、阪神地域にあるいろいろな教派の教会の日曜礼拝に出席することにしている。これが、とてもおもしろく、楽しい◆三年前、故武邦保先生に誘われて、NCC宗教研究所主催の高野山ツアーに参加した。書物で学ぶことも大切だが、実際にその場に身を置くことによってしかわからないことがある◆私は、学生たちに、キリスト教の伝統の多様性や表現の多様性を知ってほしいと思ってきた。そのためには、いろいろな教派の教会の日曜礼拝に出ることがいちばんよい。しかし、日曜日は授業をする日ではないし、日曜礼拝はみな似たような時間帯なので、自分の教会がある人は出にくい。だから、それが可能な希望者とともに、時期を限定して、諸教派の礼拝に出ているのである。その間は私自身も自分の教会に行けず、迷惑をかけている◆神戸には歴史のある教会がたくさんある。こうも違うものかと驚くほど、キリスト教の礼拝様式は多様だ。神戸は居ながらにして異文化体験ができるところなのだ。しかし、礼拝の基本構造は、実は見かけほど違わない。そして、キリストの教会では、どこでも基本的に同じ福音が宣べられ、同じ神に賛美を歌っている。そのことに深い感動と感謝をおぼえる。
(原 真和)

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6. 国際ボランティアたちの夏

 今年度から、国際ボランティア会(仮称)が本格的にスタートしました。メンバーは、昨年度から神戸YMCAの国際活動を少しずつ手伝ってくださっていた学生や、昨年度開催した「国際ボランティア養成講座」受講者などによって構成されています。
 この夏、「平和」をテーマとする3つのプログラムがあり、それぞれに参加し、また主催側として参画した彼らから、思いを寄せてもらいました。

「日米親善中学生バスケットボール2003」をサポートして
(8月3日〜5日、神戸YMCA他主催)

みんなのピース・イメージを
つないでタペストリーに
(六甲山での交流キャンプにて)

 あの阪神淡路大震災を機につながりを与えられたサンフランシスコの日系人団体JCCCNCとの共催で今年が第7回、相互に訪問しており来日は4回目です。兵庫県、神戸市のバスケットボール協会や神戸市教育委員会、神戸市中学校体育連盟など、多くの具体的なお支えがあって実施することができました。今年のテーマは「ピース・ウィング(平和の翼)」。親善試合やキャンプでの交流を通じ、日米の中学生が平和の翼を広げました。国際ボランティア2名がプログラムをサポートしました。
【感想】今回初めて、日米親善中学生バスケットボール2003にボランティアとして参加させていただきました。といっても、私自身は言葉の違いもあり、さまざまな面でサポートしきれなかったのが、残念です。しかし、日米の中学生たちは、バスケットやピースプログラムなどの企画を通して、言葉の壁を越えて分かり合うことができたのではないでしょうか。これからも、この交流が長く続いていけばいいな、と思っています。(森 玉葉)


「第27回国際青少年平和セミナー」に参加して
(8月4日〜6日、広島YMCA主催)

 被爆都市・広島で開催されて今年で27回を数える歴史あるセミナー。平和を学び同時に国際交流を楽しむという趣旨で開催されています。国内外から100名以上、神戸YMCAからは3名が参加しました。
【感想】広島で8月に平和について考える時に流れる雰囲気。これが結構クセモノ。広島だからこそ平和への主張がちからを持つことはわかる。だが同時に平和への主張にちからを持たせようとするために、誰もが巧妙に張り巡らされた「暴力」の網の目に絡めとられることがあり、誰もが「暴力」をうっかり行使する可能性もあるかもしれない。子どもの頃もセミナー中にも感じた雰囲気で私が何だか?と思うものの一部は、この「暴力」なのかもしれない。(葉名利栄子)
 セミナーは様々な地域から来た多くの参加者と生活を共にし、多くの日程を3カ国語で進行という、かなりハードで内容の濃いものでした。多くのものを得たかもしれませんが、同時に消化しきれない部分もありました。ただの「楽しい勉強会」で終わらないためにも、「教わる場」ではなく「考える場」になることが重要であると感じました。しかし、個人的には多くの人と過ごした2泊3日はとても新鮮なものとなりました。(森 恭子)
 「平和」。今までも考え、願ってきた事だけれど、私1人が出来る事なんてきっと小さくてあまり意味が無いのではないかと思っていました。しかし今回このセミナーに参加して、様々な国から来た平和を願う若者たちと共に「平和」について考えられた事で、1人ひとりの力は小さくても、こうやってみんなで考え、話し合っていく事がなにより大切だとわかりました。すべてはそこから始まるのだと思いました。(高山沙織)

「平和を創り出す集会」を企画運営して
(8月10日、神戸YMCA主催)

日韓歴史教科書の「違い」から
「共存」へ〜グループの発表

「平和を創り出す集会」を企画運営して(8月10日、神戸YMCA主催)
 8月10日、神戸YMCA三宮会館で23名の参加者が集まり「平和を創り出す集会Vol.2ー2」が開催されました。講演では金 慶海・徐 元洙の両氏を迎え、戦中戦後の在日コリアンに対する差別、朝鮮学校設立時の苦難の道のりなど貴重なお話しをしていただきました。その後のワークでは、ボランティアが事前研修を通じ準備した日韓双方の歴史教科書の資料をもとに、小グループに分かれ議論しました。在日コリアンの方々も多く参加されたこの会を通して、各人が互いの違いや想いを垣間見ることができたのでは、と思われます。企画準備運営に、国際ボランティア7名が知恵と力をしぼりました。(田口英嗣)
【感想】今回、お2人の講演を聞いて感じたことは、あまりにも自分が知らなかったことがたくさんあったことです。そして、改めて戦争の悲惨さを感じ、平和への第一歩として、互いに違いを認め合い共存する事が大切だと学びました。(山田典代)
 今回の集会では、金さんのおっしゃられた「違いを認め合って、共存していこう」という言葉が最も印象に残っています。事前研修、本番を通じ少なからず朝鮮半島や在日コリアンの方々の歴史を学び、違いを知るためには、自分を知ることが大切ということも学びました。共存〜平和を創りだしていく、ということに一歩近づけたように感じました。(小寺 宏)
 今回の会では、改めて分かり合うことの難しさ、そしてその喜びを感じました。悲しい過去を聞くのは私たちにとって痛いことです。でも、決して忘れたり無視したりはできない。それぞれの歴史認識の違いを認め、そのうえでつながってゆく私たち。こんなふうに歴史を考えてゆく輪を、今の教育の現場にもっともっと広げていかなくては!と思います。(上田浩代)


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7. 感  謝

神戸YMCA賛助会

株式会社井上油店、株式会社飛鳥建築、菱三印刷株式会社、石原アメニテック株式会社、有限会社川本乳業、神戸キリスト教書店、株式会社ウノフク、株式会社つるや衣装店、兵庫トヨタ自動車株式会社、三ツ星ベルト株式会社、三神工業株式会社、白鶴酒造株式会社、兵庫ゼロックス株式会社、ピーチアンドブロッサム、エム・シーシー食品株式会社、有限会社イースター式典社、神戸信用金庫、株式会社渡辺電業社、株式会社エーアンドディー設計企画、不二熱学サービス株式会社、株式会社有馬芳香堂、株式会社山田工務店、有限会社わかばやし印刷、旭石油株式会社、株式会社損害保険ジャパン、株式会社ファミリア、株式会社神戸新聞社、株式会社ウイング、株式会社ジャパン・リリーフ、株式会社エイプルジャパン、株式会社竹中工務店神戸支店、神戸ポートピアホテル、イワタ事務機株式会社
2003年6月26日〜8月20日(敬称略、順不同)

神戸YMCA寄付金

土屋喜久子、福嶋義造、清水彬久、朝倉タツコ、国際ロータリー第2670地区、神戸市バスケットボール協会、JCCCNC
2003年5月31日〜8月20日(敬称略、順不同)


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8. 奏鳴曲 No.9 ソナタ 備えあっても憂いあり?!

関東大震災が起こってから今年はちょうど80周年になります。9月1日の「防災の日」はその関東大震災を記念して、国民が災害に備えて思いを致し、学習したり訓練したりして「憂い」のないような対策を整えるために定められた日です。思えば、阪神・淡路大震災の時、「昔、関東大震災に遭って関西に逃れてきたら関西でも震災に遭うてしもうたわ。」というご老人がおられたのを思い出します。
 神のみぞ知る大自然の営みに対して人間が完全に備えることは不可能ですが、少しでも悲しくつらい思いを減らすために大いに備えをしなければなりません。しかし、危機管理に努めることは大事なことですが、真の危機はそのような備えを越え、予測を超えたところで襲ってきます。今さらに私たちがなすべき備えは何なのか、考えさせられます。
 神戸では8年前に多くの人々と助け合って、この危機を乗り越えようとしてきました。神戸YMCAもその中で特にサポートを受けにくい弱い人々と共に生きることを考えながら活動をしてきたことを思います。その意味で、地域社会にある日常の中で、多くの人々と共生に対する信頼関係をいかに作っていくかということが問われているのではないでしょうか。そのことこそ、最善の危機管理ではないかと思うからです。
 折から7月には宮城県で大きな地震が発生し、多くの被害が出ました。東海地震や南海地震も懸念されています。大きな自然災害が起こらないことを願うものですが、豊かな自然作用の中に私たち人間も生かされているとするならば、自然の営みに逆らうことはできません。であればこそ、地域での共生を大切にする常日頃からの心構えと行いが益々必要だと思う防災の日です。
総主事  水野雄二


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9. シリーズ 〜AOAプログラムと転倒予防〜 第5弾!

今回で、第5回目となりましたこのシリーズ。皆さんこれまでの4種目は試していただけましたか。
 ごく基本的な運動ばかりなので、読んでいるだけでは「こんな簡単な運動で効果があるの?」なんて思ってしまいそうですが、しっかりと使用部位を意識しながらやっていくと、思いのほかしんどく感じられることと思います。

あれ!?最近猫背になっていませんか?

今回もYMCAのAOA(アクティブオールダーアダルツ)プログラムから体の背面のトレーニングをご紹介します。
背中の筋力が弱くなってくると、だんだんと猫背になってきます。猫背は見た目があまり格好良くないだけでなく、内臓が圧迫された状態であるため、体に負担をかけてしまい、体調を崩す原因にもなります。あまり姿勢に自信がない方、肩こりの方は是非試してみて下さい。

1.まず、四つんばいになります。この時、腰が反ってしまわないようにおなかに力を入れ、背中が床と平行になる姿勢を保ちます。

2.次に右手と左足を伸ばしながら体の高さまで上げていきます。この時、体の背面(背中お尻、腿の裏)を意識してみましょう。

そして、ゆっくりと手足を下ろし、はじめの姿勢に戻ります。これを10回繰り返します。そのあと左手と右足で行ってみましょう。
少し慣れてきたら、手足を上げる時に息を吐き、下ろす時に息を吸うという呼吸も意識しながら行います。

注:腰を痛めないために、常におなかに力を入れ、腰が反らない姿勢を保ちましょう。ゆっくり休憩を挟みながら左右2〜3セットずつ行ってみましょう。反動を使って行うと比較的楽にできますが、腰を痛める可能性がありますので、背面を意識し、できるだけゆっくりとしたスピードで行って下さい。
(原 真和)

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10. Theねっとわーく4 高雄YMCA(台湾) 大いなる人類の調和をもたらすために

 台湾・高雄YMCA創立20周年の記念にちなんで、1983年4月14日神戸YMCAは高雄YMCAと兄弟関係の締結をした。涌井理事長・今井鎮雄総主事他 名が参加した。

 更に、1993年5月30日、宮田理事長、山口総主事他が出向き、兄弟YMCAとして再契約を結んだ。
兄弟締結書
「神戸キリスト教青年會と中華民国高雄市基督教青年會は、人類の平和と共存を願う世界YMCAの理想・目的達成のため、兄弟関係を結び、両YMCAに集う人びとの親善と相互理解を人的交流、プログラム交流、その他YMCA運動に益となる情報交換等を通して行う。
今般両者の希望と同意に依り、兄弟関係の契約を継続する。」

 この両YMCAの関係は、1970年の夏にさかのぼる。
当時神戸YMCA体育委員であり甲南女子大学助教授であった水谷英三氏は、自ら甲南女子大学の学生を中心に、夏期日本語集中講習を手伝うために第一陣を送った。
 この運動と協力は、その後、神戸YMCAの定期的台湾講師派遣へと育ち、更に、水泳指導者もたびたび神戸から派遣されていった。

 1974年7月1日から7日、宮田満雄理事と藤森元(はじめ)主事は、フィリピンのバギオで開かれた歴史的意義を持つ国際会議に出席し、以下の様な報告をしている。
 「異なった文化の本質とその根源をよく理解し、より大いなる人類の調和をもたらすのが今日的課題であり、YMCAはこの分野で大きな働きをしてきたし、今後一層の役割を果たしうる。
今日の兄弟関係を結ぶYMCAにとって、
(1)信頼をもって相手と共同すること、
(2)責任をもつこと、
(3)義務を受け入れること、
の三要素は極めて重要であると、パートナーシップの意味するものとしてあげられる。」
 今なお盛んに継続されている日本語教師派遣、プログラム交流、指導者交流もその原点をしっかり見つめながら、その歩みを力強く進めてもらいたいと願う。
(顧問 山口 徹)


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11. PHOTO TOPICS 2003年夏のアルバム

7/26日本語夏期集中 大阪下町探検ツアー 8/6〜8夏期幼児キャンプ 8/9 8ワイズ懇親会
7/27専門学校 フィットネス&スポーツ体験学習 8/6「プロテクト・ア・チャイルド」 タイの児童保護シェルター所長のお話 JCCCNC(北カリフォルニア日本文化コミュニティーセンター)との中学生親善バスケット試合 アシックス体育館にて

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12. キャラクターディベロプメント シリーズ4







vol.3「HONESTY(せいじつさ)の巻」




「キャラクター」とは人格、性格の意味で、
「ディベロプメント」は向上を意味し、
世界中のYMCAがこの運動に取り組み始めています。
YMCAでは、子どもたちの人格形成に大切なものを
4つの価値に分類しました。

それが
「CARING(思いやり)」、
「HONESTY(誠実さ)」、
「RESPONSIBILITY(責任感)」、
「RESPECT(尊敬心)」
という4つのバリュー(価値)です。

これらのことを神戸YMCAでもあらゆる諸活動をとおして展開し、
会員の皆さんと共に、
望ましい人格の形成、
そして人と人との関係づくりにおいて大切な「価値」に
気づいていく取り組みとして展開していきます。

しょうじきでいるほうがきもちいいよね

*宣言タイムレースは・・
事前に申告したタイムと実際のタイムとの誤差が最も小さいチームを一位とするレースです。


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13. 感 謝


国際ロータリー様からご寄贈
国際ロータリー第2670地区様・第2680地区様より余島野外活動センターへ下記のご寄付を頂きました。有効に使用させて頂きます。
 1.折りたたみ長机 30
 2.折りたたみパイプいす 120脚
 3.ビデオプロジェクター 1台
 4.ワイヤレスマイク 2本
財団法人宝くじ協会様から テントご寄贈
 7月9日、日本YMCA同盟におきまして財団法人日本宝くじ協会様より集会用テントを西神戸地域活動センターと西神南センターにご寄贈頂きました。子どもたちへの地域開放や運動会のほか、チャリティーバザー、イベントなどで有効に使用させて頂きます。

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14. 個 人 消 息

■退職■
荒木知加さん(本部事務局職員)7/31
■採用■
鈴木博子さん(余島センター嘱託)7/1
小菅美紀子さん(三田センター嘱託)8/1
■職員異動■
田治杉子さん(三田センター→本部事務局)8/1
■ご結婚■
横山徹太郎さん(生涯教育センター)と高橋章子さん(須磨ブランチ、西神戸地域活動センター非常勤講師) 7/30
■お誕生■
沖 仁美さん(元職員)ご長男 勇生(ゆうき)くん 7/10
糸井裕之さん(ウエルネスセンター三宮専任講師)ご長男凱(がい)くん 8/7
■ご逝去■
藤井愛子さん(YMCA保育園職員)のご母堂様6/29
水田雪枝さん(旧西神戸YMCA保育園職員)6/22
江原伯陽さん(理事、国際活動委員、三田ワイズメンズクラブ)のご母堂様 8/19
河野博臣さん(元評議員) 8/20

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